ここ数年、個人的に釣果が伸びない(特に芦ノ湖は致命的)事から、スタイルの再認識を行っていた。 2002年のルアー・リトリーブ、2003年のルアー・アクション。しかし今年になって気が付いた!。 ここ2年は表面的(行動)には間違いはないと思うが(多分!?)根本的な考え方が伴っていなかった。 きっかけとなったのは徳永プロの一言※1だった。言葉の意味との関連性はともかく、確かに 閉まっていた記憶の引き出しの1つの鍵が開いた。ルアーを始めた頃は意識しなくても 釣行に多く行く事で感覚的に行っていたので根本が分からないまま、いつのまにか色々な表面的な 情報に呑まれて鍵がかかってしまった。 さて、開いた引き出しの中身が何だったかと言うと、「ルアーにかけるテンション」である。 最近は「アクションがどう」とか、「スピードがどう」とか、「巻き重り(感)がどう」とか 表面的な事ばかりに走っていた気がする。本来ルアーのテンションはルアーがアクションする際の アングラーへの意思表示であり、アングラーはその信号を受け取ってアクションが最大限発揮できる様に 調整する。ちなみに私の思っている「テンション」とは巻物だと単にスピードが速ければ重く (抵抗が大きく)遅ければ軽く(抵抗が小さく)と言うのではなく、言葉では説明しづらいが ロッドも含めて「水を噛ませる」、「水を乗せる」と言った感じ。 個人的にはバグリーのシャイナー※2が最もテンションの違いが出せる(分かる)ルアーなので 今年はこの辺から感覚を取り戻して色々なルアーへ広げていこうと思う。 ルアーを扱う上でテンションはTOP〜DEEP、WORM等全てにおいて基本だろう。 これで確実に芦ノ湖スランプから脱出し他の場所での釣果が伸びると思う。 「ルアーに意識を集中して水中をイメージしよう!」と良く言われるが、その前に集中して 得た信号からそのルアーに最適のテンションをかけて、最大限のアクション(仕事)をしてもらい、 加えてその信号に含まれる障害物(底)との接触、前アタリが感じ取れればBESTだろう。 ※1 2004年2月の国際つり博、メガバス・ブースでの反町プロ、徳永プロのシーバス・セミナーの 中での徳永プロが言った「水を引っ掛ける」の一言。 ※2 Balsa Shiner(又はPin Fish)3'(インチ)の事で現在は販売していない。リトリーブ・スピード が一緒でもテンションのかけ方によってルアーの泳ぐ姿勢が違い、当然釣果も変わる。 2004/02/21 |